第45回 アラ還爺 雄蕊覚蔵の呟き(GW暇つぶし版)

コラム

「こんにちは、かんれき財務経営研究所の雄蕊覚蔵です!」第45回は「アラ還爺 雄蕊覚蔵の呟き(GW暇つぶし版)」と題して、コロナ禍のGW、巣ごもり生活を余儀なくされている休日、暇つぶしに日頃感じていることをぶっちゃけてみます。

《新型コロナ感染で気付いた「慣れ」》
新型コロナ感染拡大は、留まるところを知らず、猛威を振るっています。雄蕊の関与する事業所でもスタッフの家族や知人・友人がPCR検査の対象になった等の理由で、止む無く自宅待機をせざるを得ない事態が発生しており、身近でこうした事例が起こるたびに、もはや他人事ではない、明日は我が身かもしれないと、少なからず恐怖感すら覚えます。
このGW、覚悟は決めていましたが、生活に必要な買い物以外は外出を控え、自宅でパソコンを相手に時間を潰しています。より精度の高さを求められる仕事を集中的に片づけるには、絶好のチャンスなのですが、とはいえ、人間の集中力には限界があるので、持続力のない雄蕊は、様々な外的刺激を受けないといいアイデアは浮かんできません。煙草の本数が増えるばかりです。

人は、様々な環境変化に慣れるという習性を持っているではないかと思います。1年前、最初の緊急事態宣言が発出されたとき、そして今回、3度目となる緊急事態が発出されたとき、この緊急事態宣言に対する人々の対応の仕方に行動変容が見られました。「危機意識」「当事者意識」が次第に薄れていると感じています。もしかしたら、人類が生き残るための環境適応力なのかもしれません。その都度、変化した外的刺激をまともに受けていたら、生存自体が危うくなるのを本能的に察知していると考えるのは的外れなのでしょうか。

 

《人生はゼロサム?》
人生はゼロサムだと思っています。ゼロサムとは、ある事柄の関係や結果がプラスマイナスゼロになるという意味です。人生、楽あれば苦ありとか、山あれば谷ありとか、波瀾万丈とか色々言われますが、雄蕊はまさにそのとおりだと思っています。
金融機関に勤務していた33年間、振り返れば楽しく仕事をした期間と思い悩みながら仕事をした期間はほぼ半々で「プラスマイナスゼロだな、ゼロサムだな」というのが雄蕊自身の答えでした。

また、「捨てる神あれば拾う神あり」という諺があります。不運なことや困ったことがあっても悲観することなく、過ごしていれば良いことがあるという意味です。
雄蕊は、還暦記念に開業届けを提出、個人事業主になりました。50歳のときに55歳で退職を決意、新たな人生に挑戦しようと決めたのですが、決して格好良く決めた訳ではありません。正直、10年間も課長職を続け、職場での存在意義に疑問を持ったのも事実です。出世欲は強くないと思っていましたが、一応、支店長になることに対する欲はありました。しかし、課長を10年も務めた者が支店長になることはほとんどないというのが、当時の雄蕊の認識でしたので、何かこれまでの経験を活かして、今後は、社会のお役に立てることはないかと独立の可能性を模索していたのが本音です。
さて、いざ退職はしたものの、その先について全く何もない。しかし、人間万事塞翁が馬です。何が起こるか分かりません。雄蕊は、幸運にもその後、仕事にも恵まれ、耆老なりに退屈しない日々を過ごすことが出来ています。

雄蕊は、結構、験担ぎや神頼みを大切にしているほうだと思います。5年ほど前、初めて財務のお仕事を受託したとき、かなりストイックな生活を自身に強いて取り組むことにしました。決算書が読める人なら10人中9人までが断ったであろう手強い再生案件。しかし請け負った以上、その仕事を成就させるためには本気で取り組む必要がある。生半可な気持ちで取り組んでもいいことにはならない。そんな風に覚悟を決めて本腰を入れることにしました。その一方で「やれるだけのことをやるので、神様、お願いを聞き入れて」という想いはずっと持ち、心の中でお祈りをしていました。

 

《ホンモノの財務人財育成》
間接的な繋がりからですが、ある地域金融機関の人事担当役員・役席の方と話をする機会がありました。金融機関出身の人財にどのような武器を持たせることが出来れば、クライアントからお金を稼ぐことが出来るのかという内容で1時間ばかりお話をさせていただきました。
雄蕊は、財務を武器にした人財を育成したいとお伝えさせていただいたのですが、なかなか需要がないのでないかという返事でした。
このブログで繰り返し訴えているのですが、特に中小企業にとって財務を見ることが出来る人財は不可欠だと雄蕊は信じています。財務人財が不在であること、バックヤード業務の脆弱性が中小企業の弱みだと思っているのです。しかしながら、中小企業の経営者は、後ろ向きなことに対して消極的です。危うくなって初めて気付くのです。金融機関勤務時代にもうお腹一杯というくらいにそうした相談を受けてきました。未然防止、予防経営の意識が少しでもあれば、気付いてくれれば…と思っています。
一人で数多くの企業の財務を見ることは、なかなか難しいことですが、雄蕊が本気で関与した先は、今のところどの企業も業績が上向いています。目に見えて業績の回復が進んでいるとか、金融機関との交渉を成功させるとか、経営者にはっきりと変化を気付かせることが出来ないと、なかなか財務人財の重要性は理解してもらえないかもしれません。そのためには、財務人財にはそれ相応の知識とスキルが求められます。以前、このブログで取り上げたコンセプチュアル思考が出来ないと難しいかもしれません。正直、金融機関の出身者と雖も、そんな知識やスキルを持っている奴なんかほとんどいません。だから、ホンモノを育てるための人材教育も重要だと思っているのです。

 

《学ぶ姿勢》
何かを学ぼうとするとき、その目的を明確にする必要があります。研修する側の意図を鵜呑みにすると判断を間違えることがあります。あの研修は非常に役に立ったとか、講師のいいお話を聴くことが出来て良かったとか、そういった感想をよく耳にするのですが、研修を受けた受講生自身の行動変容にどう繋がったが重要なことだと思います。
講師の話は、あくまで一般論、つまり汎用性のある話が主体ですから、それを自社にどう活用するか、或いは個人の考え方や行動にどう結びつけるかが大切なのです。
あれもこれも学べと、注文の多い料理店のように、研修の主催者側から色々なオーダーを出され、何も自身の目的を持たず、ただ受け入れ続けても、気が付けば自身の成長に繋がっていなかったなんてことも起きる訳です。新入社員や新規の仕事に就くときにその基本を学ぶのであれば、そういう姿勢で研修に臨んでもいいと思いますが、逆に言えば、なんでも吸収してやろうという気持ちが無くてはならないと思います。自身の成長に繋げる(武器を身につける)目的で勉強するなら明確なゴール設定が必要だと思います。

 

《感動の会議》
儲かっていない企業ほど、会議が多くて長いと言われています。雄蕊が参加している会議も気が付けば4時間も話し合っていた。だけど、この会議の結論は何だったんだろうと思うことがしばしばです。時には、会議終了後に滅茶苦茶モチベーションが落ちることもあります。

かつて、会議の進め方について学んだことがあります。学んだ「感動の会議」を主催しようと試みていますが、なかなかうまく動かないというのが本音です。その理由についてのコメントは、またの機会にします。

雄蕊は、ある地域(例えば東京ブロックとか関西ブロックとか)に所在している支店を統括する部署に3年ほど在籍しました。オペレーションは各支店で行っていましたが、バックヤード業務等に関する管理を一手に引き受ける部署です。雄蕊の仕事は、管轄する支店の業績のとりまとめや種々の会議の準備をすることでした。幹部会議、支店長会議、課長会議等々、会議のための資料作成や準備も行ってきました。当時は、今思えば、それほど会議の準備の重要性に対する深い考えはなかったのですが、資料作成等の業務を積み重ねていくうちに自分なりに会議を円滑に進めるためにはストーリーを描くこと大切だと気付き、そのストーリーの描き方については身につけることができたのではないかと思っています。

会議を進めていくうえで重要なことは、会議の目的、会議のゴールを明確に設定することです。会議の冒頭に参加したメンバーに明確に伝え、会議終了時には、参加した誰もがやる気を起こすような会議にしなくてありません。そのためには、会議のシナリオをしっかり作りこむことが大切であり、どのような資料を準備しなければならないか、会議の時間はどのくらい必要か、協議すべき議題の内容と量は適切か等々、前段階の準備がとても重要なのです。
段取りの上手い人は、準備に時間を掛けると言われますが、何事も準備が大切だと認識しています。

 

冒頭に述べさせていただいたとおり、新型コロナ感染拡大の影響で、巣ごもり生活を余儀なくされているのですが、今回のブログは「することもなく手持ちぶさたなのにまかせて、一日中、パソコンに向かって、心の中に浮かんでは消えていくとりとめもないことを、あてもなく書きつけていると、思わず熱中して異常なほど、狂ったような気持ちになった」そんな心境で綴ってみました。

お付き合いいただきありがとうございました。お互いに、引き続き感染対策の徹底に取り組み、感染防止とコロナの収束を待ちましょう。

投稿者プロフィール

矢野 覚
矢野 覚
LINK財務経営研究所 代表 
1982年 4月 国民金融公庫入庫
1993年 4月 公益法人日本生産性本部経営コンサルタント養成講座派遣
2015年 3月 株式会社日本政策金融公庫退職
2015年10月 株式会社山口経営サポート(認定支援機関)入社
2019年12月 同社 退社
2020年 2月 LINK財務経営研究所 設立
2022年 5月 健康経営アドバイザー
2022年 7月 ドリームゲートアドバイザー
中小企業金融の現場で、33年間、政府系金融機関の担当者~支店長として事業資金融資の審査(与信判断)や企業再生支援、債権回収業務に従事するとともにそれに関する稟議書の起案・決裁に携わっていました。
その後、中小企業の財務責任者として資金調達、経営改善業務をお手伝いさせていただき、短期間で赤字体質の中小企業を黒字体質に改善するコトができました。
こうした経験を活かして、「財務の力でヒトとカイシャを元気にする」ために、小規模事業者・中小企業の皆さまのお役に立ちたいと考えています。

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